InMon Traffic Sentinel 5.0 のご紹介InMon Traffic Sentinel 5.0 が、リリースされました。保守契約ユーザ様は、無償でダウンロードしアップグレードしていただけます。 新機能:
Host sFlowによる、サーバーのモニタリングsFlow standardが新たに拡張されました。この拡張機能(Host sFlow)により、スイッチが、インターフェース・カウンター値を送るのに用いるのと同じ方法による軽量なカウンター・プッシュ(sFlow)を用いて、サーバーの主要パフォーマンス(CPU、メモリ、ディスクなど)情報を提供できるようになりました。これは、オープンソースとして提供され、こちら ( //host-sflow.sourceforge.net )から実装(ダウンロードしインストール)することが可能です。このデータ・フィードを利用して、Traffic Sentinel 5.0では、ネットワーク全体でのサーバーや仮想マシン、クラスターのしきい値やトレンド(傾向)を知り、比較するための、包括的で極めてスケーラビリティ(拡張性)の高い各種情報を提供します。サーバーのパフォーマンスと、それに対応するネットワーク・トラフィックとを直接的に関連付けることで、ネットワークやシステムの管理を一元化し、さらには、完全に自動化され、ネットワーク使用内容を把握したデータセンターとして最適化するための、重要なステップです。 ![]() 詳しくはホスト・パフォーマンスをご覧下さい。 新規の「レイヤー4」マップによる、アプリケーション・レイヤーでの関連性の表示Sentinel 5.0には、新規のトポロジー・マップ・ナビゲーションが組み込まれ、Layer 4 Map(レイヤー4マップ)一式が、新たにマップ群として追加されました。下位のルーティング(レイヤー3)あるいはスイッチング(レイヤー2)インフラストラクチャーで、どのように処理されているかに関係なく、クライアント、サーバー、サービス間のアプリケーション・レイヤーでの関連性をを、リアルタイムのトラフィック・データを用いて、インタラクティブに表示できます。 ![]() DNSネームを用いたフィルタリングやレポートSentinel 5.0では、表示される全てのIPアドレスについて、DNSネームをルックアップしようとします。ただ、リクエスト率には、ビジーや不明な場合、制限があるかもしれません。ネームは、トラフィック・データベースに保存され、これによって、新規のフィルタリング・オプションやクエリー・オプション(例えば、"sourcename ~ google")が可能になります。 パフォーマンスの向上Sentinel 5.0では、パフォーマンスやスケーラビリティが大きく向上しました。フロントエンドのデータ・コレクション(収集)は、コレクションのボトルネックを回避するために書き換えられましたし、メモリー使用のボトルネックを回避するため、コンソリデーション(集約)やデ・デュプリケーション(重複排除)ステップが導入されました。また、ストレージやクエリーのパフォーマンスを向上させるため、インターフェースごとのトラフィックのデータベースが再編されました。 FCoE(Fibre Channel over Ethernet)のモニタリングストレージ・トラフィックが、イーサネット・ファブリックに集約されるため、LAN上の負荷は、急激に大きくなります。これによって、コンジェスチョン(輻輳状態)が生じる可能性が高くなってしまいます。Sentinel 5.0は、FCoE (Fiber Channel over Ethernet) プロトコルをデコードでき、これによって、ストレージ・トラフィックを、ファイバーチャネル・アドレスでトラッキングできます(sFlowは、イーサネット・レイヤーで機能するため、このトラフィックは、スイッチのsFlowエージェントを変更することなく、モニタリングできます。)。 マルチキャスト・グループ・メンバーシップ(IGMP)のモニタリングTraffic Sentinel 5.0では、IPマルチキャスト・トラフィックに対して、エンドホストを、レジストするのに用いるIGMPプロトコルのデコードも可能になりました。これは、SNMPで管理するには大きすぎるので、マルチキャスト・グループごとのマルチキャスト・メンバーシップの範囲をトラッキングするのが有効です。 サポートについてSentinel5.0のリリースに伴い、旧バージョンのTraffic Server / Sentinel 1.0 & 2.0 & 3.0 のサポートは終了させていただきます。また、Sentinel 4.0でのバグフィックスや機能強化も終了いたします。 Sentinel 4.0でのバグフィックスや機能強化の必要性が発生した場合は、Sentinel 5.0の最新リビジョンにて行います。 |
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