ドリルダウンして輻輳の原因を明らかにするTraffic Serverには、リアルタイムにネットワーク モニタリングおよびトラブル シューティングを行うための数々のツールがあります。これらのツールは、メインTraffic Serverウィンドウの左にあるMonitorメニューから利用できます。これらのMonitorファンクションは、しきい値と一緒に用いるのが最も効果的です。Monitorアプリケーションはしきい値を用いて、トラフィックの問題の重大さを評価し、トラフィックに関して最も重大な問題を抱えているネットワーク領域にユーザーを導きます。 Monitorツールに入るには、以下の3通りの方法があります。
![]() 図1は、さまざまなMonitorツールと、それらの間のナビゲーション パスを示しています。一般に、関心のある項目をクリックすればドリルダウンできます。各ツールの詳細につきましては、オンライン ヘルプを参照してください(注記: 図1の任意のツールをクリックすると、そのツールのオンライン ヘルプを見ることができます)。 下の例は、Monitorツールの間でドリルダウンを行うことにより、輻輳の問題を分析できる様子を示しています。 問題はありませんか?![]() 図2は、典型的なMonitor > Traffic表示を示しています。黄色のステータス ボックス 問題はどこにありますか?![]() 図3のStatistics Table(統計値テーブル)には、Presidioゾーンの利用率上位の全インターフェースがUtilization(利用率)順に並べて表示されています。2つのポートがmarginal(限界)ステータスになっていることが簡単にわかります。一番上にあるステータス バー 問題の原因は誰でしょうか?![]() ![]() 図4は、スイッチlpas21tc600のポート19のトラフィックの上位ソースを示しています。トラフィックの増加が4分前に始まったこと、およびホストrfgesp69にこの増加の原因があることがはっきりとわかります。ビュー選択をTop SourcesからTop Connectionsに変更することにより、このトラフィック フローについてさらに詳しく表示することができます。 これらのソースでは何が行われているのでしょうか?![]() ![]() 図5は、Top Connections(上位の接続)ビューを示しています。これで、トラフィックの増加がrfgesp69とrfgesp77の間のリモート シェル接続であることが明らかになりました。このフローを示す記号項目 詳細はどのようになっているのでしょうか?![]() 図6は、TCPポート、IPアドレス、ホスト名およびMACアドレスを含む、フローについての完全な詳細情報を示しています。この詳細ビュー内のアドレスをクリックすれば、さらに詳しい分析を行うことができ、選択したホストについての詳しい情報や、そのホストの過去の動作の概要を示すトラフィック履歴レポートにアクセスできます。
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